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遊牧民の国、モンゴルの純カシミヤとの出会い

常夏での約15年の暮らしを終え、昨年日本に戻ってきてから天然素材のニットで冬物を作りたいという思いが高まっていた昨年の秋、高品質な純モンゴルカシミヤを日本にも広めようと頑張っている若いモンゴル出身のカップルに出会いました。

長い間メキシコやタイに暮らしていた私にとって、お二人の気さくな雰囲気がなんだかとても懐かしく、妙に親近感を覚えたのを思い出します。

私の新たな日本でのスタートとなるニットへの挑戦!又、新しい物作りに向けてワクワクが高まっている今日この頃です。

そして、日本で頑張っているお二人を応援したくなるのは私自身が長い間、日本人として海外生活を経験してきたから。素敵なご縁はこんなふうにいつも自然とやってきます。

去年の冬より、まず私自身がモンゴルカシミヤ素材を知るために、ひと冬カシミヤを実際に着て過ごさせていただきました。手触りも保温性もとにかく抜群!ひと冬ですっかり恋に落ちてしまいました。

 

ここで少しだけモンゴルとモンゴルカシミヤについて。

モンゴル民族は何千年前から自然、気候に合わせて家畜文化を守護することができた、世界でも数少ない国のひとつ。モンゴルの人口は約350万人、その中17万人が遊牧民生活で家畜を育て暮らしています。

家畜(馬、牛、キャメル、羊、山羊)の数はなんと7000万頭。その中、山羊はモンゴル遊牧民族の生活に特別な価値を与え続けてきたと言われています。モンゴルカシミヤ毛は-40°から+40°気候環境の激しい変更の中で成長し、原毛を収穫する時期は毎年3月から5月まで。

一頭の山羊から収穫する約350gのカシミヤ原毛を世の中に提供することが遊牧民の生活を支える大きな存在となっているそうです。

モンゴルは全世界のカシミヤ生産量のうち6割を占める最大の産出国。激しい寒暖差によってもたらされる良質な水、広大で豊かな牧草地がモンゴル特有のカシヤ生育の背景にあります。乾燥した空気、厳しい寒さ、標高、そして遊牧文化が揃うモンゴルは、上質なカシミヤを生産する理想的な環境でもあります。しかし、その中の9割近いカシミヤが原料のまま輸出されてしまっており、実際に商品化されずにきたため、モンゴルカシミヤ製品は世界にあまり出回ってないのが現実です。


そんなモンゴルカシミヤを日本製の機械で製造を丁寧に行っている自社工場をもつお二人にタイムリーに出会えた私は本当にラッキーだなと思います。

この冬からゆっくりですが、少しづづMaika Handworksやわらか冬物アイテムとしてモンゴルカシミヤをご紹介させて頂こうと思います。只今、冬のニットサンプルを作っているところです。とりあえずこの秋は純カシミヤのやわらかストールからご紹介させていただきます。春夏のタイのやわらかコットンと共に秋冬もやわらか素材をお楽しみいただけたらと思います。今月はポップアップショップも3箇所予定しております。是非、モンゴルの純カシミヤ実際にお手にとってみてくださいね!






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